Raspberry Pi を使用した、MIDI CV/Gate Converter の回路図です。
2015年に引いたものKiCadで書き直しました。
DAの出力をフルスイングオペアンプで増幅させて使用しました。
Raspbian Jessie でシリアルポートをMIDI化
Raspbian Wheezy の時は問題なくシリアルポートをMIDI化できました。
(参考 http://www.samplerbox.org/article/midiinwithrpi )
しかし、Jessie のイメージをダウンロードして同様に設定しても動作しませんでした。
ブートプロセスで start.elf が config.txt の”init_uart_clock=2441406″を無視するためMIDIのボーレートにならないようです。
Wheezy のイメージの start.elf をコピーして再起動するとMIDIのボーレートに合わせられました。
Jessie のイメージの start.elf でもできないものかと探してみると、ありました。
(参考 https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?t=113753&p=803363 )
Device Tree を再作成して init_uart_clock パラメーターの設定ができるようにする手法です。
$ sudo apt-get install device-tree-compiler
$ dtc -I dtb -O dts /boot/bcm2708-rpi-b.dtb | grep -v uart0_clkrate | sudo dtc -I dts -O dtb -o /boot/uart_hack.dtb
bcm2708-rpi-b.dtb は bcm2709-rpi-2-b.dtb , bcm2708-rpi-b-plus.dtb , bcm2708-rpi-cm.dtb へ必要に応じて替えてください。
以下を config.txt に追加
init_uart_clock=2441406
init_uart_baud=38400
dtparam=uart0_clkrate=3000000
device_tree=uart_hack.dtb
/boot/cmdline.txt を以下のように編集
dwc_otg.lpm_enable=0 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline rootwait bcm2708.uart_clock=3000000
再起動するとMIDIのボーレートに合わせられました。
Raspberry Pi を使用したMIDI CV/Gate Converterのデモ
Raspberry Pi を使用した、MIDI CV/Gate Converter のデモです。
QY22のMIDIからMonotron DuoのVCO1のPITCHをコントロールして、タブレットからVCO2のPITC
KORG monotron DUO にCV入力
KORGで公開されている回路図から、簡単にCVが接続できそうなところを探してみました。
なんとなくコントロールできれば良いと割り切り、VCCとBias、もしくはVCCとGNDの間に入るVRのところへ結線しました。回路図ではVR2A、VR4A、VR5Aです。
また、Gateの入力としてRIBBONのところへ適当な電圧をかけることにしてみました。
VRの真ん中の端子を切り離しまし、そしてCVの電圧をかけるようにしました。
VRも使いたいとき使えるように、スイッチを間に入れてCVと切り替えるようにしました。